【参加者募集】3月10日(木)第6回ブックカフェテラチ「継ぐことで創る日本芸能」
“テラチ”は月に1度だけ開店する見世(みせ)です。
当店では毎月1冊の本を選び
・ゲストによる講義
・参加者同士の談義
の2つのプログラムをご用意しております。
講義と談義は、本の面白さを存分に味わって頂くための企画です。
1冊の書籍から生まれる会話をお楽しみ下さい。
■今月のテーマ
継ぐことで創る日本芸能
■種書
『浄瑠璃素人講釈』(杉山其日庵著 岩波書店 2004)
■語り手
細田明宏先生(帝京大学文学部日本文化学科 准教授 近代・現代の人形浄瑠璃専攻)
宮川直也さん(明星大学人文学部心理学科4年生 津軽三味線奏者)
■企画趣旨
三味線は、日本各地の民謡や舞台芸能と結びつくことで、棹や撥のフォーム、芸能のスタイルを多様なまでに創り変えていった楽器です。琉球の蛇皮線(じゃびせん)が三味線に生まれ変わり、その三味線が上方の浄瑠璃と結びつきました。さらに浄瑠璃は傀儡子の伴奏として取り入れられ「人形浄瑠璃」という新種の芸を生みました。
また弘前藩や黒石藩といった津軽地方において三味線は独自の発展を遂げました。北国の地吹雪の中で生まれた津軽三味線は、三本弦スタイルを受け継ぎながらも、太い棹、小ぶりな撥へと道具を進化させました。叩き奏法による冷たく荒々しい北風のような音色を奏でる津軽三味線は、いまやジャズやロックといった欧米音楽も取り入れています。
時代に応じて、地域に応じて絶えず変化を繰り返す日本の芸能からは、柔軟な文化を創る方法を学ぶことができます。
■営業日
3月10日(木)
14:45〜16:15 営業
■お客様
15名
■料金
無料
■場所
帝京大学八王子キャンパス ソラティオスクエアB1F 博物館
■アクセス
京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」からバス(桜87)で13分
京王線「高幡不動駅」からバス(高23)で10分
京王相模原線「京王多摩センター駅」からバス(多4)で14分
小田急多摩線「小田急多摩センター駅」からバス(多4)で14分
京王バス「帝京大学構内」停留所すぐ
■申し込み方法
件名に「第6回ブックカフェテラチ 参加申し込み」と記入し「お名前、ご住所、ご所属」を
bookcafe.terachi◎gmail.com
にお送りください。
(◎を@に変えてお送りください)
【店長】
山田 淳史(帝京大学文学部日本文化学科4年生)
【監修】
佐藤 宏樹(ワークショップデザイナー/青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム17期修了)
【協力】
本ワークショップは、JST-RISTEX 「持続可能な多世代共創社会のデザイン」研究開発領域平成27年度採択プロジェクト企画調査「多世代で共に創る学習プログラム開発の検討」(研究代表者:森 玲奈 帝京大学 高等教育開発センター 講師)の一環として開催します。